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糖尿病予備軍の予防はやはり食事療法と運動もしたほうが良い
糖尿病予備軍の疑いがある人やすでにそう診断されている人の多くはその予防について調べているのではないでしょうか?
どうすれば予防できるのか?
なるべくお金をかけずに治す方法はないのか?
ではその方法ですが、すでにご存じの人も多いと思いますが『運動』『食事』での改善が基本となります。
食事については別記事も書きましたが炭水化物を少なめにして、高たんぱくでミネラルの多い食事を1日3食、良く噛んで食べることです。
もちろん間食は極力抑えて下さい。
運動ですと例えばウォーキングやストレッチ、水泳も良いですね。有酸素運動が良いです・
ですが、あまり激しい運動は望ましくありません。
また食後すぐに運動すると心臓に負担をかけますので、食後30分〜60分してから始める方が良いです。
朝起きてすぐ運動する場合は水分を先に摂取しておきて下さい。
起きぬけは血液中の水分が不足しておりますので水分を必ず先に摂取しておいて下さい。
特に特に血流が悪い人や高血圧の人は注意が必要です。
ここで、食事制限をしていれば食べ過ぎになることは無く、だったら運動は不要なのでは?
と考える人がいるかもしれませんが、それは間違いです。
運動はカロリー消費だけが目的ではないからです。
適量の運動をすると筋肉細胞等のインスリンの感受性がアップして分泌の不足を補ってくれます。
さらに肥満解消にもなり、特に高血糖の改善に役立ちます。
さらに、さらに血糖コントロールが改善されると動脈硬化や高血圧の改善やストレス耐性も身に付くので糖尿病やそれらに付随する病気の予防や発症リスクを抑制できます。
ですので、食事、運動のどちらか一方に偏るのではなく両方を適度にこなすことに意味があります。
発病してからの食事療法や運動療法などの大変さに比べれば、予備軍の間での生活習慣改善は格段に楽ですよ。
具体的に何をやって良いか分からない人は、インターネットで文字情報を探すのも良いのですが、youtubeなど動画共有サイトでは糖尿病の体操やストレッチなども多数投稿されているようなのでこれらをマネすることから始めても良いのではないでしょうか。
例えば以下のような感じです。
youtubeで「糖尿病 運動」とか「糖尿病 食事療法」などと検索してみて下さい。
運動療法はわざわざ時間を確保しようとするから失敗する
運動が続かないという人は、わざわざ時間を確保して構えてやろうとするから面倒くさくなったりしてやめてしまうんです。
そういう人は普段の動作の中に運動を取り入れて下さい。
最初は階段を使わないとか、電車の中でつま先立ち運動をするとか、そんな程度でも良いです。
以前、スリッパのかかと部分が短いダイエットスリッパが流行りましたが、あれは普段の家事に運動を取り入れた良い例だと思います。
長続きさせるコツは、ご自身にとって苦痛にならない方法を選ぶことだと思います。
口内環境を清潔に保つと糖尿病を発症するリスクが減る【歯周病対策】
もしかしたら貴方もご存じかもしれませんが、歯周病菌が体内に入ることでそれが血流にのって体内をめぐり、高血圧や動脈硬化など様々な生活習慣病のリスクが高まります。
最近ではCMなどで歯科医の方も仰ってますね。
特に大きな影響を受ける臓器が「すい臓」、「肺」、「胃」だったと思います。
具体的には上記の臓器が侵されることで、すい臓がん、肺がん、胃がんになるリスクが高まるというわけです。
糖尿病は一般には食べ過ぎや肥満、運動不足による生活習慣の乱れにより発症リスクが高まることは有名ですが、口内環境の悪化による影響にも関係があるということはあまり知られていません。
もし歯周病菌がすい臓に流れてすい臓がんを発症してしまった場合、インスリンの分泌にも影響が表れすい臓がんが原因の糖尿病を発症してしまうこともあり得ます。
ですのでもし、肥満でもない、家族に糖尿病患者もいない、甘いものは食べない、運動も多少はするなど糖尿病になるリスクが思いつかないのに高血圧になったり血糖値が急に高くなったという場合は、すい臓がんに注目することで改善の糸口がつかめるかもしれません。
そして、もし旦那さんを含め貴方や家族の方が歯磨きをあまりしないなど口内衛生に問題がありそうな場合は今日からでも気を配ってみてくださいね。
すい臓がんはガンの中でも予後が悪いことでも有名な悪性度の高いガンです。
これを予防するには口内環境の改善はもちろん、免疫力を強化して体内を清浄に保つことが大切です。
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