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糖尿病で入院したらどうなるの?【入院日数や入院生活について】

糖尿病になると食事指導や運動療法など、糖尿病患者が病気を悪化させないための指導をする教育入院をすることがあります。

 

 

日数は2週間ほどで検査を含めて糖尿病全般に関する知識を学びます。

 

 

名目上は入院ですが、どちらかというと合宿のような感覚で結構スケジュールが詰まっているので忙しいのです。

 

 

この2週間の間に

 

■食事指導
カロリー計算など糖尿病患者が食事をする際に注意するべき点などを学びます。

 

 

■運動指導
どのくらいの運動をすれば良いのか、どんな種類の運動をすれば良いのかを学びます。

 

■服薬指導
糖尿病の薬について学びます。

 

 

■糖尿病全般に関する勉強(糖尿病教室)
糖尿病について一般的な知識を学びます。

 

 

その他、フットケアや神経障害などに気をつける意味で足の異常のチェックの仕方なども学びます。

 

 

さらにインスリン治療が必要になった方には自分でインスリン投与ができるようにやり方の指導もあります。

 

 

本当に朝から夕方まで予定がびっしりなので、ゆっくり寝てなんていられません。

 

 

なぜ糖尿病に関してはこんな勉強会のような入院があるのかというと、糖尿病は患者が病気についてしっかり理解して、日常生活で自力ケアが必要なので他の病気みたいに医者まかせにはできないからです。

 

 

むしろ、日常生活での自己管理、自己ケアが治療の大部分を占めます。

 

 

だから入院して集中的に学ぶんです。

 

 

しかしそうなると働いている方は忙しくてどうしてもお休みがとれないこともありますよね?

 

 

そんな方の場合は通院で同じ指導を受けることも可能です。

 

 

ただ入院の集中指導と違うので全ての指導が終了するまでに時間がかかってしまいます。

 

 

ですので、できれば有給休暇などまとまったお休みがとれるほうが望ましいですね。

 

 

一例として入院スケジュールは以下のような感じになります。

 

 

糖病病の教育入院スケジュールはこんな感じです。

 

指導内容

月曜日 糖尿病教室、血糖値自己測定指導
火曜日 糖尿病教室、栄養指導、検査
水曜日 糖尿病教室、運動指導
木曜日 検査結果通知と指導、服薬指導、インスリン療法指導
金曜日 糖尿病教室、フットケア教室
土日 検査
月曜日 糖尿病教室、栄養指導
火曜日 糖尿病教室、運動指導
水曜日 糖尿病教室、治療方針説明
木曜日 検査、糖尿病教室
金曜日 糖尿病教室、、栄養指導

 

 

そして退院後は定期的に通院が必要になります。

 

 

通院は基本的に一生続くと思ってください。

 

 

 

糖尿病で障害年金は申請できるのか

糖尿病はそれ単体より合併症のほうが恐ろしい病気ですが、糖尿病を発症している場合、障害年金を申請できるのかというご質問をされてくる方が結構います。

 

 

結論から言って糖尿病単体で障害年金を申請しても審査に通ることは難しいでしょう。ただ、合併症による腎不全で人工透析を受けるようになった場合や壊疽で手足を切断し介助無しで日常生活を送ることが困難になった場合は受給できる可能性が出てきます。

 

 

人工透析になると何時間も病院に拘束されることになりますし、体力的にも辛くなります。週に2回、3回受けるのが普通のようですが年齢を重ねたり病状が悪化すればその回数は増えていくでしょうから普通に仕事を続けることも難しくなるでしょう。

 

 

障害年金の障害認定日は通常、初診日から1年6カ月経過している必要がありますが、人工透析など特定の条件を満たす場合は特例措置があって透析の場合は開始から3ヶ月経過後が障害認定日となり1年6カ月を待たなくてもOKになります。

 

 

障害年金の額ですが、認定された等級や初診日にどの年金制度に加入していたかによっても違ってきます。厚生年金の方は障害厚生年金、自営業やフリーターなど国民年金の場合は障害基礎年金になります。

 

 

例えば初診日が国民年金だった場合で認定等級が基礎3級だった場合、年金はもらえません。

 

 

これが厚生年金だった場合は3級でも年金が貰えます。

 

 

ですので厚生年金に加入されておくほうが手厚い保障をを受けられるということですね。厚生年金の場合、たとえ等級に該当しなくても労働に制限が加わる病状がある場合「障害手当金」を受給できる可能性があるところも有難いです。

 

 

まあ障害年金を視野に入れないといけないほど病状を悪化させないことが一番なのは言うまでもありません。

 

 

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