血糖値が上がりにくい体質を作る食事法

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みんなの家庭の医学で実証!血糖値が上がりにくい体質を作る食事ルール

先日2017年5月16日にテレビで放送されていた「みんなの家庭の医学」で食事を取る間隔に注意することで血糖値が上がりにくい体質を作れるという内容を放送していました。

 

 

番組ではアメリカのウィスコンシン大学で高血糖をストップさせる遺伝子が存在するというお話をされており、そしてその遺伝子は私たちが普通に持っている遺伝子なんだそうです。

 

 

その遺伝子名をサーチュイン遺伝子と言い、その遺伝子が活発に働いている人とそうでない人がいて活発に働いている人は炭水化物中心の食生活でも血糖値が上がらないということでした。

 

 

サーチュイン遺伝子の活性化とはブドウ糖が細胞にエネルギーとしてしっかり吸収されるように活性化させるということです。要するに糖代謝のアップです。

 

 

サーチュイン遺伝子が不活発だとなぜ血糖値が上がるのか?

サーチュイン遺伝子が不活発=糖代謝が悪いと以下のような流れで高血糖になります。
@糖代謝が悪いとブドウ糖が細胞にエネルギーとして吸収されず血液中に糖があふれ高血糖になります。

 

 

Aブドウ糖が細胞に吸収されないので脳はエネルギー不足と判断し食欲を増進させます。

 

 

B食欲が増進されるので食べますが、エネルギー吸収効率が悪いので足りないエネルギーの代わりに脂肪を分解します。

 

 

C脂肪が分解されるので食べているのにも関わらず短期間(5キロ以上)で痩せます。

 

 

D脂肪を分解する際にケトン体が精製され、甘酸っぱい体臭や口臭がします。

 

 

Eこれらが繰り返され、血糖値が高い状態が続きます。糖尿病診断が出ます。

 

 

サーチュイン遺伝子が活性化すると血糖値はどのように改善するのか?

サーチュイン遺伝子活性化による高血糖の改善を検証する実験をウィスコンシン大学で実施しています。実験では76匹のサルをサーチュイン遺伝子を活性化させたグループと何もしていないグループに分けて食後血糖値の上昇具合を計測しています。下の写真をご覧ください。

 


青線が普通に飼育したサル赤線がサーチュイン遺伝子を活性化させたサルです。

 

 

何だサルかよと思われる方も多いと思いますがこの理論は人間でも証明されており、金沢医科大学糖尿病・内科泌内化学教授の古家大祐先生も高血糖をストップさせる遺伝子としてサーチュイン遺伝子を活性化させて糖代謝を上げることの重要性を解説されています。

 

 

ちなみに古家先生は医師が選ぶ名医を記したベストドクターに選出されているくらい凄い糖尿病の名医です。

 

 

糖尿病は一度発症すると完治することはありませんが、血糖コントロールさえ完璧にできれば糖尿病の症状を表に出さず、合併症に悩まされることもなく普通の人と変わりないくらいに一生を過ごすことができます。それを実現させるためにも血糖コントロールは重要なんですね。

高血糖を抑制するサーチュイン遺伝子を活性化させるには?

サーチュイン遺伝子を活性化させるには食事を摂るタイミングに気を付ける必要があります。

 

 

ここでサーチュイン遺伝子が活性化した人間の例として相撲部の大学生が番組内で紹介されていました。彼らは朝食を食べませんがお昼ご飯は12時頃に唐揚げや丼などかなりがっつりした食事をお腹いっぱい食べて、さらにアイスやチョコなどのおやつも食べていました。夜は19時頃に学生寮でまたこれもかなりガッツリとした食事をしていました。

 

 

しかし彼らの部活の顧問の先生は同じような食事内容なのに食後血糖値が高く数値だけみると糖尿病と言っても差し支えない状態でした。先生と学生は何が違っていたかというと先生は午前中に朝食代わりに甘いお菓子を食べており、夕食は仕事の関係で23時頃と遅い時間に食べていました。

 

 

下の写真は顧問の先生と学生の食後血糖値と食事内容と時間をまとめたものです。

 

 

上の写真から学生と先生の食事の摂り方を比較してみます。
■学生は朝食をたべていない
■学生は間食の時間を設けていない(食事と間食の時間を分けていない)
■学生は夕食から次の日の食事までの絶食時間が長い

 

比較して

 

■先生は朝食にお菓子を食べている
■先生は夕食時間が遅く、次の食事までの絶食時間が短い

 

 

結論として食事と食事の間の絶食時間を長くするとサーチュイン遺伝子が活性化するという結果になりました。

 

 

しかし普通の人、特に社会人がここまで長く絶食時間を設けることは難しい(実験の学生の絶食時間は17時間)ということもあり、古家先生は夕食の時間をいつもより1時間早くする食事療法を提案されています。

 

 

またここでなぜ普通の人が成功例として紹介された相撲部の学生と同じように長く絶食時間を設けることが難しいのかというと・・・
■学生はいつも同じサイクルで生活しているので食事の時間もほぼ決まっている
■学生は自由な時間が多いので食事計画をたてやすい

 

比較して

 

■社会人は付き合いで飲み食いすることも多く断れないため、絶食時間を長く摂れないこともある
■残業や夜勤など夜型生活でどうしても夜間に食事をすることが多い人もいる
■仕事等で食事時間が不規則で計画をたてにくい
■すでに糖尿病薬を飲んでいる人が長い絶食時間を設けることは危険な場合がある

サーチュイン遺伝子活性化食事療法なら炭水化物モリモリの食事でも良いのか?

さて、このサーチュイン遺伝子活性化食事療法を実施するにあたり以下のような疑問が出てくると思います。それについても番組で回答があったので紹介したいと思います。

 

質問の内容は要約したものなので全文をきちんと確認した場合は番組のHPにて確認されてみて下さいね。

 

時間にさえ注意すればいくら食べても大丈夫なのか?

サーチュイン遺伝子活性化食事療法を実施しているからと言ってカロリーを過剰に摂取することは良くありません。実験で紹介された相撲部の学生は食事量は多くてもその分、過酷な運動でカロリーを消費しています。普通の人、運動量が少ない人で肥満体形の人が同じような高カロリーの食事をするのはダメです。

食事は1日2食でないとダメなのか?

1日3食が基本だった方は無理に1日2食にする必要はありません。むしろ1日3食が基本だった方が急に2食にすると空腹感に負けて食べ過ぎてしまったり1回の摂取カロリーが多くなってしまう危険があります。

朝食と昼食、昼食と夕食の間は空けたほうが良いのか?

サーチュイン遺伝子活性化のカギは夜間の食事に関係していると言われいるので、夕食を摂る時間に注意すれば問題ありません。

昼間におやつを食べても良いのか?

サーチュイン遺伝子活性化のカギは夜間の食事に関係していると言われており、夕食と朝食の間の絶食時間を長くすることだと言われています。ですので間食は直接関係ないと言われていますがお菓子など甘いものが血糖値を上げてしまうことには変わりないないので間食は控えるに越したことはありません。

 

 

あくまで貴方にあった食事量で実施して下さいね。

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