糖尿病の合併症はAGEが加速させる
AGEという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
AGEは終末糖化産物と言われる酵素で、このAGEが体にたくさん蓄積してしまうと糖尿病合併症を加速させたり、アルツハイマーや癌の発症リスクを急激に高めてしまいます。
老化やシミしわの原因にもなるので女性にとってはさらに最悪だ。
さて、このAGEは高血糖になった時にブドウ糖から生産されるポリオールという物質から作られるほか、食物や喫煙によっても蓄積されます。
実はAGEが糖尿病合併症の原因となることを証明した実験データが存在します。
ただの水とAGEを大量に含んだ水をマウスに与えたところ、AGEを大量に含んだ水を飲んだマウスは糖尿病ではないのに糖尿病性の腎症を発症していました。
この実験結果から遺伝による糖尿病発症因子のまったく無い人や因子があっても血糖値異常などの糖尿病が疑われる症状が無い人でもAGEを大量に摂取してしまうことで糖尿病合併症を発症してしまうということが分かりました。
特にAGEが蓄積しやすい腎臓はもっとも早い段階で影響を受けて、悪化のスピードも早くなります。
AGEを抑制するためには何をすれば良いのか?
ここではAGEを増やす原因と、AGEを抑制する方法についてご紹介します。
AGEを増やす原因とAGEを抑制する方法
AGEをたくさん含んだ食物の摂取
AGEは食物の焦げや、大豆加工食品の味噌や醤油、飲料ではコーラやコーラ、意外なところでは牛乳にも含まれています。
肉や魚を加熱すると茶色っぽい焦げが出ますが、これがAGEです。
特に焦げは発がん性もあるため絶対に摂取をしていけない部分です。
AGEは摂取してしまうと胃や腸で消化されないで約10%が体内に吸収されてしまい、さらにその中の約6%程度が体内に蓄積されてしまいます。
さらにショックなことに基本的に加熱した食品の全てに含まれていますので、
「じゃあ食べられるものが無い!」
となってしまうと思いますが、全断ちしなさいと言っているわけではありません。
もちろん食べないことが一番なのですが、完全にAGE断ちするのはかなり困難ですので、まずはAGEを含んだ食品の量を減らすことはもちろんですが、それを抑制することのできる食品と一緒に摂取して体内への吸収を抑制させる食事の摂り方をすれば良いです。
AGEを抑制する食品にはカテキンを多く含んだ緑茶やビタミンを摂取すると良いでしょう。
喫煙、受動喫煙も含む
タバコはAGEをもっとも溜めてしまう行為です。
驚くべきはその即効性、約30分でAGEを増やしてしまうことが分かっています。
本人が吸うのはもちろん、副流煙による受動喫煙もダメです。
糖尿病の人にタバコをやめないさいと言っているのは、単に血圧や血流への影響だけでなく喫煙がAGE蓄積のもっとも危険な要素で合併症のリスクもあるからです。
上のマウスの実験データで書いたようにAGEは単体でも合併症を発症させてしまいます。
対策は禁煙しかありません。
紫外線や活性酸素
そのほかにAGEを増やす原因としては活性酸素や紫外線が挙げられます。
こちらは食品から摂取したビタミンや人体に備わっているグルタチオンやスーパーオキシドジスムターゼなどの活性酸素除去酵素によって除去されることもあるが、大量に摂取してしまうと除去しきれなくなるので注意が必要です。
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