糖尿病予備軍には特徴的な症状は無い、だからこそ怖い
糖尿病予備軍の人は何か症状ができたり自覚症状があったりするのでしょうか?
結論を言うと殆どありません。あったとしても、少し疲れやすいとか体がだるいとかその程度です。
だからこそ気付かずにそのまま放置してしまって糖尿病を発病してしまうのだと思います。
ただ後々、糖尿病を発病してしまった人たちの話を聞くと、確かにコレと言った症状は出いないけど、健康診断で血糖値が少し高いねと言われていたり、全く異常無しでも自覚症状として少し体がだるいなど少し不健康な生活を送っている人であれば誰にでもある症状がそれだったのかなと後々言われていました。
ですので健康診断で数値として異常に気付けた人はむしろ糖尿病の発症リスクに気付けてラッキーだったと思って下さい。
だって今なら間に合うという(治せる)キッカケに気付けたという事なんですからね。ここで、そのまま放置してしまう人と「あッ やばいかも」と思って予防をされるかで運命の明暗が分かれます。
発病して後悔している人はこのターニングポイントで漏れなく「大したことない大丈夫!」と高をくくって放置をする道を選んでいます。
糖尿病は自覚症状が起きた時にはもう遅いという考えが一般的です。
薬や食事療法である程度は改善できますが、それは完治ではなくずっと糖尿病の種をしこんだまま合併症の心配をしながら人生を送っていくことだと理解して下さい。
糖尿病を発症する確率と潜伏期間はどれくらいなの?
私のように糖尿病は予備軍の間であれば、汗水たらして気力をすり減らすような苦痛をともなう努力をせずとも病気を安定させることも可能です。
しかし、糖尿病予備軍の最も恐ろしいところは何も対策をせず放置しておくと時限爆弾のように、ある日突然に「あッこれヤバいかも・・・」という明らかな自覚症状が表れるという所です。
正しくは何も自覚症状が無くて、検査にもタイミングによっては殆ど悪いところが見当たらない潜伏期間が10年〜12年くらいあるということです。
そして一度でも糖尿病予備軍(境界型糖尿病)になってしまうと完全な糖尿病に移行してしまう確率は肥満者で約70%、痩せている方でも50%に達すると言われています。
また糖尿病が遺伝要素も絡んでいるというのは決して迷信なんかではなく親族に糖尿病の方がいれば両親共にだと75%以上、片親だけでも25%以上という決して低くない確率で糖尿病を発症します。
発症してしまったら決して完治することはありません。
その後はいかに血糖コントロールに気を配って合併症を発症させないかという治療になります。
ただ希望を失ってほしくないのは症状を安定させて健康な人と同じように生活送ることや、表だった症状を発症させない、遅らせることは出来るということです。
だから予備軍の方はできるだけ早期に予防を心がける必要があるわけです。
スポンサーリンク
きちんと治療すれば一生涯を元気に過ごすことも可能なのが糖尿病予備軍という段階です
糖尿病は予備軍の間にしっかり予防すれば一生涯健康な人と遜色ない生活レベルを保つことも可能です。
ですが糖尿病予備軍の状態を放置すると、糖尿病性網膜症を始め様々な合併症が起こり重症化する可能性があります。糖尿病の怖いところは、それ自体よりも合併症にあります。
実は会社の健康診断等で糖尿病予備軍と診断された方の60%以上が数値上の異常に気付いていながら、そのまま放置するという選択をしてしまっています。
せっかく、糖尿病の危険サインが分かっているのに積極的な治療をしません。
糖尿病の真の症状が表れて自覚症状が出てくるまで個人差はありますが10年〜12年かかることもあります。ゆっくり進行して悪くなるので短期スパンでは危機感を感じないところが糖尿病の激ヤバな所です。
これは非常にもったいないことですし、家族を養う側の人物であれば、もはや放置は罪と言えます。大黒柱が倒れてしまっては経済的な面の負担のみならず大黒柱が機能しないことによる精神的な疲弊も相当でしょうね。
糖尿病は基本ゆっくり症状が悪化してゆくので、すぐ死亡したり今日明日で劇的に病状が悪化するということはありませんが、逆を言えば発病してしまうと、合併症や衰え行く心身への心配を家族共々、患者が死ぬまでしなければならないということです。
それを看病したり、旦那さんを心配する貴方や家族は何ともやるせない思いと不安を抱えて生活していくことになります。
糖尿病予備軍は検査をしても異常が出ないかもしれないが・・・
糖尿病予備軍の間は、まだ殆ど健康な人と変わらず健康診断や検査をしても目に見える異常が出ない場合もあります。
私も初期も初期の頃は、少し疲労感を感じる程度で血糖値の検査も問題なし、血圧も正常、尿糖も降りたことはありませんでした。
ただ、家族に糖尿病患者がいたことと、両親共に高血圧で薬を飲んでいましたので『自分には糖尿病になる因子が眠っている!』と警戒をしておりました。
そこで極端な食事制限はしていませんでしたが、間食を控えて塩分も控えめに、さらに散歩をするなどして不健康にならないようにはしていました。
でもね、やっぱ糖尿病の影は少しずつ私を覆っていたわけですよ。
やはり、なる人はどんなに気を付けていてもなってしまうことがあるだと感じました。
根本の予防対策をしないとダメなんだなと改めて痛感しました。
もし現在、ご自身は特に異常を指摘されたことや感じたことがなくても、家族に糖尿病や成人病の方がいたり、原因不明の疲労感など何となくはっきりしない体の不調を感じている場合は、まだ症状が表面化していないだけかもしれないので、定期的な検査(最低3カ月に1回程度)は行い、出来るなら糖尿病の根本原因を叩く予防を始めてみて下さい。
スポンサーリンク
糖尿病予備軍と診断されたらまだ大丈夫と思ってはいけない
糖尿病は一度発症してしまうと決して治ることはありません。
たとえ血糖値を下げても血糖値の上がりやすい体質はそのままなので治療を途中でやめることが出来ないのです。
一生涯を食事療法や運動療法、投薬によって血糖コントロールするので認知症や介護人がいなくなったらジエンドです。しかも糖尿病は重度だからと言ってすぐに死ねるわけではありません。
進行する間に合併症の腎症になって透析生活になったり網膜症になって失明したりで痛い、苦しいなどの健康不安や生活不安を長い間味わいながら生活することになります。
このことから糖尿病予備軍(境界型糖尿病)と診断されたら、健康診断で数値の異常を見つけたら10年後の自分のために予防を心がける必要があるわけですね。
ちなみに糖尿病予備軍から糖尿病へシフトしやすい人は以下のような人です。
@軽い異常があっても再検査を受けない
A楽観的に考える
B自己管理で大丈夫だと思いこむ(結局できていない)
C調子が戻るとすぐに予防をやめる
またよく感違いされる方も多いのですが、境界型ならば食事療法と運動だけで大丈夫だと思っている方がかなり多くいます。
でもこれは間違いです。正しくは間違いというよりはこの段階では自身の中の深刻度が低いので食事も運動も中途半端になりやすいです。
そして何よりも毎日のこととなるとかなり面倒なので殆ど挫折します。
しかし糖尿病予備軍の間であれば血糖値が上がりやすい体質を完治させることは難しいですが、因子を潜伏させたまま健康な人と遜色ない一生を過ごすことも出来ます。
<<TOPページへ戻る
ツイート
糖ダウンは臨床試験済みの機能性表示食品です。
糖の吸収をゆるやかにする効果のほか糖の燃焼させエネルギー化の効率アップを図る効果は従来の食物繊維サプリに代表される難消化性デキストリンにはありません。
血糖値の抑制に重要なのは糖の吸収をゆるやかにするだけでなく、吸収したブドウ糖を細胞に効率よく吸収させエネルギー源にすることです。
機能性表示食品です
食後血糖値が高い方におすすめです
定期購入されると半額です(2017年6月現在)
関連ページ
- 糖尿病予備軍は食後高血糖の眠気に注目
- 糖尿病予備軍は食後高血糖の症状に注目することで自覚症状や異変に気付きやすいです。体験談を含め糖尿病と食後の眠気について解説します。
- 糖尿病はどんな具合に発症するの?
- 糖尿病予備軍の旦那さんのことが心配な奥さんに、ぜひ検討して頂きたいサプリ2選をご紹介しております。高血圧や血糖値が気になる方も糖尿病予備軍の間ならサプリメントや生活習慣改善に十分に完治可能です。
- HbA1cで見る糖尿病予備軍の基準
- 糖尿病の判断基準のHbA1cについて記載しています。糖尿病予備軍(境界型糖尿病)の人はそこが予防開始の警告
- 糖尿病合併症の原因となりうるAGE
- AGEは糖尿病の合併症を引き起こす最も警戒しなければいけない物質です。AGEを増やす原因は何か、AGEを減らすためには何をすれば良いのかを解説しています
- 糖尿病予備軍の合併症
- 糖尿病予備軍で合併症は起こるのか?あえて合併症と言えるのが食後高血糖です。