糖尿病のジェネリック薬の使用について、専門医はどう考えているのか?
最近よく耳にするジェネリック薬という言葉。
私たち一般の患者がジェネリック薬と聞くと一番に思い浮かべるイメージが安い薬であるということでしょう。
糖尿病治療の現場でも安く正規品と同程度の効果もあり、厚生労働省も医療費削減の目的でジェネリックの使用を推奨しているくらいです。
実際にジェネリック薬は正規品よりも3割〜5割くらい安いです。
もう少し補足するとジェネリック薬というのはいわゆる特許切れの薬のことを指します。
特許が切れるまでは開発元の会社が独占して製造販売できることになっています。
しかし特許が切れると、どの製薬会社でもその薬を製造して販売することも可能になってきます。
ジェネリックがなぜ安いのかというと、薬の開発には莫大な費用がかかりますが、特許が切れると最初から設計図があるので開発費がかかりません。
正規品は開発費+費用対効果を考えた価格の上乗せがあるために販売価格が高く設定されています。
さて、そんな医療の現場でも使用が当たり前になってきたジェネリック薬ですが、糖尿病の現場で使用することを是とする医師と否とする医師のどちらが多いのでしょうか?
ジェネリック賛成派の医師の考え
患者の医療負担を抑えられる
効果は殆ど変わらない
これらの理由からジェネリック薬を処方しているようです。
ジェネリック否定派(消極派)の医師の考え
開発元メーカーの薬のほうが信頼度が高い
糖尿病の治療は始めが肝心なので良い薬を使用したい
これらの理由からジェネリック薬を使用しない医師もいます。
もちろんジェネリック薬を使用しない考えの医師も患者が希望すればジェネリック薬を処方してくれます。
というわけで糖尿病の治療薬に関しては安易にジェネリック薬を使用することに否定的な専門医も多いということになります。
現在は患者も服用する薬について考える時代になっており、実際に貴方が使用することになった時に何を重視するかによってジェネリック薬を使用するかしないか医師と相談して決められたら良いと思います。
安さ重視なのか、信頼度重視なのか考えどころですね。
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