高齢者の糖尿病患者の鬱病と認知症

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高齢者の糖尿病患者の鬱病と認知症【家族体験談】

さて、高齢になって体の老化とともに体調が悪化したり、介護が必要になったりして高齢者の糖尿病患者は本人だけでなく家族にも負担がかかってきます。

 

 

でもこれは想定内の大変さであり、糖尿病患者本人やその家族も将来についてある程度予想を立てていると思います。

 

 

しかし高齢者の糖尿病の場合は病気の悪化など体力的なことだけでなく、患者本人が体の自由が利かなくなったり健康の衰えを顕著に感じるようになることで生きる気力が低下してくるところにあります。

 

 

これが病気の悪化に輪をかけて寿命を縮める要因になっています。

 

 

簡単に言えば鬱に近い状態になる方が結構いるんですよね。
よくある症状で言えば重い食欲不振、気力の低下が多いようです。

 

 

我が家を例に出すと祖父は合併症で足が壊疽になり、日課にしていた散歩が出来なくなってからというものあんなに気の強かった人が食がものすごく細くなり、一気に老けこんでしまったんです。

 

 

そのほかのケースでも食事を殆ど受け付けなくなって入院してチューブから栄養補給をしている高齢者の糖尿病患者さんもいらっしゃいます。

 

 

糖尿病患者は鬱病になりやすいとも言われていますが、生きる気力が低下してしまうと食べる、寝る、身なりに気を使うというような人間として当たり前のことをする気が無くなってしまいます。

 

 

特に高齢者に多い食欲不振は糖尿病患者にとって非常によろしくありません。

 

 

その理由として糖尿病の治療は食事と投薬、運動がセットになっていますので食べられないと低血糖症などの副作用を起こしやすいので薬が飲めない、体力が低下して動く気力が沸かないから食欲も出ない、薬が飲めないから血糖コントロールが悪くなる、そして病気がさらに進行するという悪循環が起こってしまうからです。

 

 

この状態が長く続くと認知症の心配も出てきますし、家族としても出来ることが無いので患者が弱っていくのをただ見ていることしかできません。

 

 

これを打破するには生きたいと思う気力が沸く何かを見つけるしかないようです。

 

 

例えば趣味を見つけたり、お孫さんとの交流など患者が会って嬉しいと思う人間に触れさせるなどですかね。

 

 

何をすれば患者に生きる活力が戻るのか?
老後の糖尿病生活の課題とも言えるかもしれません。

糖尿病合併症の壊疽、歩けなくなることで生活の質が激しく低下する

糖尿病の合併症に神経障害がありますが症状は手足に表れることがほとんどで病状が悪化すると激痛や最悪、壊疽を起こして切断となってしまうこともあります。

 

 

我が家の祖父を見ていて思います。

 

 

もし糖尿病の合併症になっても最悪、歩くことだけは元気にできるようしておきましょう、足は死守しておいてと私は言っておきます。

 

 

年を取れば誰だって足腰が悪くなって歩くことが辛くなることがあるかもしれませんが、寝たきりになってしまうのとゆっくりでもお散歩が出来る程度には歩けるのとでは生きる活力が大きく違ってくると思います。

 

 

祖父は日課で散歩が出来るくらいには元気だったのに壊疽で足を切断し、さらに散歩中に車に跳ねられてからというもの今では殆ど座っているか寝ているかになってしまいました。

 

 

歩けていた頃と比較すると、まず声がすごくか細くなって印象として気弱な老人という印象を受けます。

 

 

そして食欲は激減、食べると下痢になるとう少し脅迫観念のようなものがあるようで日によっては殆ど食べないこともあります。

 

 

当然ながら薬が効きすぎてしまって低血糖になったり、薬に関係なくブドウ糖不足で低血糖になってしまうこともありました。

 

 

さらに昔は話好きで私たち孫に若い頃の話や世間話をよくしてきていましたが、今では寝ていることが多く話かけても上の空でボーっとしていることが多くなりました。

 

 

とにかく生命力が薄いというか、生きる活力がないというか・・・・
外見のイメージとしては透けて見えるという感じですかね。

 

 

認知症を疑いたくなるような症状も出てきており、もし今でも散歩ができるくらい歩けていたらもう少し元気だったかもしれないと考えてしまいます。

 

 

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